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1997/11/7にこれまで外部濾過方式であった90cm水槽をベルリン方式に変更しました。
この水槽をこれから記録しつつホームページで公開したいと思います。
変更前の水槽
まずこの水槽は90cmの規格水槽で以前は外部濾過方式で(ニッソーのプライムパワー20が付いていました201。)この水槽は9月にはもう海水が入っていました。
底面には約10キロのパウダー珊瑚砂と10キロ弱の珊瑚砂を約1ヶ月以上も前からベルリン方式を意識して先に入れていました。
もちろんライブロックも6個入っていました。
このライブロックは他の水槽に入っていたものを、この水槽用に移したものです。
当然この時点でこのライブロックはキュアリングは済んでいますし亜硝酸、燐酸、硝酸塩その他の有害物質を吐き出す事が有りませんでした。
この水槽に何が入っていたかというと植物であるフェザーを育てる水槽でした。
また途中 友人の死にかけのハナタテを預かり毎日餌をあげ、見事再生させ、里帰りをしました。
その1ヶ月間の間にほとんど毎日アマエビやブラインシュリンプをやっていました。
その他インドケヤリムシ1匹ディスクコーラル2匹がいただけの植物飼育水槽でした、その関係で
水質 については完璧で
アンモニア−検質せず
亜硝酸−検質せず
硝酸塩−検質せず
PO4- 0,05位
PH--8,4
Ca-350mg
比重1,023
(ホビ−ようの検査キットで測定)でした。
変更後の水槽
90*45*45の規格水槽にオーバーブロウ加工を施し60cm規格水槽を貯留槽にしそのなかに
レッドシーファームのベルリンXLのFFを設置しました。
底面には今まで入っていたライブサンドやライブロックをしいています。
本当はガラス水槽が一番良いのだけれど(石灰藻 Coralline Algaeが付くため)予算の関係上こうなりました。しかし後々にはガラス水槽に変更します。

11/7 金曜日
全ての変更は1日で済ませる事を念頭に置き着手しました。
外部濾過機や蛍光灯等の器具を外す。
水槽の水をほとんど全部抜き 海水を他のオケに汲出す。
この水槽はオーバーフロー水槽ではなかったので側面に穴を開け給水と排水の穴を開けてもらいオーバーフロウ加工をする。ブル−ハバ−さんにしてもらう。流石本職物凄く速い!

水槽を南向きの窓際の太陽光線が1番当るところ設置し直す。
なんたって自然の太陽光線が一番。
レットシファームのベルリンXLを設置する。なんと水槽台の下にはベルリンXLは入りません。
こ・こ・これは・失敗だ。ベルリンXLはだいぶ大きいです。
計算して買うべきだった。
最初の写真の大きさを見てください。
みなさん大きさに注意しましょう。
仕方がなく台の外に設置する。
60cm水槽の中にベルリンXL設置しそのなかからマーフィルドの水中ポンプで浄化された水を90cm水槽に戻す。
とまあ設置をすませ、海水を入れ直しライブロックを入れなおす。。
個数は7個今現在我が家にある余ったライブロックの数です。
本来はここでCPFさんから足らないぶんのライブロックを購入しておいて入れるのですがこれは後からにします。
ライブロックの中のうちの1個にウミキノコ付きがあるが様子見のために入れておく。
この時にライブロックに繁茂していたフェザーや海綿をむしりとっておきました。当然当然!
フェザーや海綿はベルリン方式では余り良くないようです。
フェザー等は亜硝酸や硝酸塩がなくなってくるとそれ自身から硝酸塩等を放出してかれる事が有ります。
次にパワーヘッドを設置する。600L/Hのものを2個取り付ける。
インターネット上の文献なんかでは1時間で水量の8倍位の水量がまわるようにと載っていましたので
もお1個パワーヘッドを加えた方がいいかも知りませんが、今度ウエーブメーカーをつける時に一緒にもう一個は付けたいと思います。
以前60cm水槽の中に入っていたテッポウエビを再び90cm水槽に入れる。
これで良いのか。
あくまで私の考えですが
1番ベルリン水槽をたちあげる時にはよく1ヶ月〜3ヶ月はかかるといいますがこれは輸送されてきたライブロックから死んだ微生物や付着物が出てきて水質を悪化させると思われます。
2番底面にまだ微生物が付着していないデッドサンドを新しくしく事によって水質を浄化出来ないばかりか有害物質の堆積場所になり水質を悪化さしてしまう。
との考えから上記2点をクリアしていれば最初から生物が飼えるのではないか思い設置したその日から数匹のエビやキノコを実験的に入れてみる事にしました。
ベルリンの事が何もわかっていないのに大袈裟な事を言ってごめんなさい。
しかしこれも実験と思ってください。
死んだ時はごめんなさい。
消石灰を薬局に注文する。(小学校の時運動場にひいた白線です。)
カルシウム100パ−セントなのか?
取り寄せなければ無いとの事で取り寄せてもらう。
おかしい、ベルリンから泡がカップに出てこないなぜなんだろう?
気泡は発っているのだがいっこうに泡が上がってこない。
一番沢山気泡が出るようにしているのになぜか?
それにベルリンから出てくる水の勢いに強弱が有ります。ううううううう
この日は時間が遅くこのままにして寝る、明日設置し直そう。
10/8土曜日
ベルリンの本体を取り出し分解してみる。
ショップの人に聞いてみるとよくベンチュリーカンにごみが詰まっている事があるので解体してゴミが詰まっているかどうか確かめて見てくださいとのことでした。
ううううううう。
エア−調節ねじは開き放しにしてあるのに。
解体してみるが何も中には詰まっている様子はなく、エアーインレット も解体してみるが異常なし。
もう一度組み立てて設置する。
泡が出てきているがカップの方まで上がってこない、下の方でごのごぼごぼしているだけだ。
ひょっとしたら水が汚れていないのではないかと思い液体餌をキャップに1杯添加する。
しかし何も変化なし。
普通のベルリンでは一定の水量の水が出てくるのにXLでは出てくる水量に強弱が有るのは何故か?聞きたかったのにひょっとしたらこのベルリン潰れているのではないか?
ランマックスさんに電話をかけてベルリンXLから出てくる水量が一定でないのは何故か、きいてみようと電話するも今日は休みとの留守番電話。
がくーーーー
仕方がない 明日電話しよう。
10/9日曜日
この商品は潰れているのと違うかと思いつつお店に持っていき調べてもらう。
ショップの水をすくい大きな箱のなかで回してみる、そしたら泡が出てきました。
と言う事は水槽の中に蛋白質がなかっかのか!(信じられない)
ショップに新しいライブロックが到着している。
FFを持ってかえりもう一度設置する。
エアー調節ねじは開き放しにしてみる。
しかし泡がまだ上の方に上がってこない。
連結チュウブの中でごぼごぼしているだけだ。
過去の水野さんのメーリングリストを消石灰のことで読み直してみると消石灰にも等級が有るようだ、それならば純粋なまじりっけのない消石灰を頼もう。純度95パーセント以上が上級になるらいし。
その晩エビにアマエビをやる。2切れ
10/10月曜日
大変だ!!
床一面に水がこぼれている!
水槽から水が漏れているのか、オーバーブロウ にしたのが悪かったのか?
ちがう、チガウ、違う。不純物採集容器から海水があふれていました。
2Lもあるのに付属の容器からペットボトルに変更しておいたのに。
60cm水槽の半分ぐらいの水がなくなり床にこぼれているのです。
ペットボトルのくちから水があふれ出ているではないか。
やはりFFは正常に作動していたのです。
エア−調節ねじをきつく締め直す。
床一面の大掃除。
水槽に海水をたす。
仕事の帰りにお店によりライブロックを見てみる。
お店のライブロックは今キュアリングの最中だ!
FFから大量の泡が出てきている。水槽の中は色が黒ずんでいる。
やはり輸送のさいに微生物が死んでライブロックから亜硝酸やアンモニアが湧き出してきているのか?
これを自分の水槽に入れると泡のてんこもりになるわけだ。
まだ立ち上がっていない水槽にこれを入れるとどうにもならないはずだ。
1週間ほど経てばこのライブロックも落ち着くだろう。
その時にこのライブロックを購入しようと思うアキリンだったまる
ランマックスさんに電話をかけてベルリンXLから出てくる水量が一定でないのは何故か、きいみる。
そのような事はよくあるとのことです。
なあんだそうなのか。別に異常ないのか。
夜8時にいつものようにテッポウエビに餌のアマエビを2切れやる。
10/11火曜日
FFは正常に動いているようだ。
水槽の水質測定をする。
アンモニア検質せず
亜硝酸検質せず
硝酸塩検質せず
PO4 0,05以下測定限界の微量に有り
PH 8,4
Ca 350mg
比重1,0235
カルシウムをキャップ1杯添加する。(ケントのコンセントレートリキッドカルシウム)
ウミキノコ、テッポウエビ等みな元気に動き回っている。
底面に無数の気泡が見える。還元作用をしているのか?
夜8時にいつものようにテッポウエビに餌のアマエビを2切れやる。
2Lの不純物採集ボトルのそこには茶色の液体が5cmほど溜まっていますが、色はまだ薄いように思われます。
10/12水曜日
底面の真っ白なパウダーが一部うす茶色になってきた。
底面に無数の気泡が今日も見える。
かき回すともとの真っ白なパウダー状になる。
ディスクコーラル1個付きの小さなライブロックをいれる。

今日はとてもいい天気だった。
昼間に太陽光線が水槽の中に入り込む時は水温が26度まで上がっている。
夜8時にいつものようにテッポウエビに餌のアマエビを2切れやる。
採集容器の内側に不純物が溜まってきて透明のパイプが色付きパイプになってきた。
今日注文していた消石灰が入荷したと薬局屋さんから電話がありすぐに取りに行くも品質に問題あり
上級の消石灰を注文し直す。
今日届いた消石灰は食用にも可らいし。
こんなものを食べる人がいるのだろうか?多分何かに添加してたべるのだろうが、いかにも白線らしい感覚がするので食べる気にはならない。
晩の9時の水温は23,5度に下がっている。サーモスタットの設定温度を23,5度に設定している関係上そこまで下がっていると思われる。
南向きの窓際は太陽光線が差し込む利点もあるが水温の上昇幅が大きいのは難点だ。
この時期にベルリン式に移行した点は今ならばクーラーを設置する必要がないだろうと思った点もあるが、最初に90cm水槽に人工海水をいれて当初から2ヶ月以上経ちフェザーがどんどんと繁殖しだして水質が落ち着き出したのがもっとも大きな要因です。
(お金の問題も最重要問題点ですが!)
10/13木曜日
今日現在の水槽の写真です。

今日で1週間目になりますが、何も悪いとこはないようです。
FFの内側に付着したカスを拭き取る。
水質を毎日計測するのも何なんで、今度は土曜日にでもライブロックを入れる前に計測しようと思います。
本当は毎日計測した方がいいんだが。
まだ消石灰の点滴はしていないのですがこれで良いのだろうか。
2−3日もすれば薬局には着くだろう。
ライブロックが少ないですが今週の日曜日にはショップに行って買ってこようと思っています。
それまでは辛抱辛抱
昼間水槽を見てみるとむしったフェザーやその他の植物からまた芽が出てきたようです。
上の写真で手前の穴のあいたところはテツポウエビの巣穴の出入り口です。

底面やその他のところにうす茶色のコケがはえてきていますが、少し水流を掛けてやるとまた真っ白になります。
緑色のホースで水流を掛けているところ。
やはり底面をほじくりかえすアカハチハゼかカニハゼを入れなくてはいけないようだ。
今水槽には魚は何も入っていないので底面に動きがないせいだと思うので、これぐらいの色の変化は当たり前だとおもうことにしよう。
自分で自分自身に言い聞かせる。
11/14 金曜日
カニハゼをブルーハーバーに注文してきた。
これで底面からデトライト質が消えるかな?
日曜日には取りに行こう。
それと消石灰を添加するペットボトルの実験をした。
ブラインシュリンプを孵化させるチューブでよさそうだ。
FFの内側にもおアカがたまっている。
嗅いでみると独特の匂いがする。
やはりFFの上には活性炭を置かなければならないな。
今まで使っていたテトラのサンダープロテインスキマーと比べてやはり全然違うようだ。
11/15 土曜日
今日水位が下がったので試しにサンプ水槽に水道の水を少し入れてみた。
そうするとFFから泡があふれ出てきたではないか、それはほんの1分ぐらいの事だが何故泡が立つのか解からない?
その後は今度は泡の出る量が少なくなりました。
やはり水道の水が汚れているのか、それとも偶然にこうなったのかまた機会をあらためて明日もお一度してみよう。
今日は忙しく餌をやれなかった。
11/16 日曜日
水野さんのMLで話題になったカルシュウムの添加の事ですが、マーフィルドのコンセントレートリキッドカルシュウムは成分が塩化カルシュウムになっていました。
消石灰を水に溶かした、水酸化カルシュウムではないようです。
そこで
水酸化カルシュウムの飽和溶解度は、0.170wt%(25℃)
塩化カルシウムの飽和溶解度は45.3wt%(25℃)
45,3/0,17は約266.倍の濃度の比率が有ります。
だから市販の添加液は1回にキャップ1杯と言う事になっているようです。
もし多量に入れるとPHが下がってしまいますしそんなに沢山のCLが入っても大丈夫何だろうか?
沢山入れた時は塩素の中和剤を入れるといいのか?
説明ではPHの安定の為にマリンアクアリウムPHかスーパーバッファ−でKHを8−10に調整して下さいとなっているが?
しかし水酸化カルシュウム飽和溶液1Lを仮に水槽100Lに入れると何PPM上昇するのか解からない。
今はまだ水酸化カルシュウム水溶液の点滴はしていない。
FFの中は汚物でいっぱいで中が見えない。
FFの中を清掃する。
これで中のくだが見えるようになった。
午前中に水槽の水質を計測する。
水温26度 太陽光線が照りつき水槽の中に光の波が見える。太陽光線の影響だ。
メタハラの光量よりもおおいぐらいだ。
NO2検質されず。
NO3検質されず。
PO4殆無色水道水の色と同じ薄い青
PH 8.2
Ca 350Mg
比重1.0228
水質とすれば申し分ない!
今日までは上手く行っているようだ。
しかし餌と言ってもテッポウエビにアマエビを2切れやっているだけなのでそんなに水質が汚れる訳がないと思う。
今日ブルーハーバーに行きライブロックとカニハゼ2匹を買ってきて水槽に入れました。
投入量は11.5Kgを入れました。個数約8個投入時間17:30
今までに約9個入っていましたので合計は20Kg以上にはなると思います。
感覚的にはもお少し入れてもいいような感じだ。
本当はこの時点でライブロックのキュア−をして入れなければならないと思うがブルーハーバーにライブロックが到着してから今日で1週間経っているのでしなくてもいいだろう。
しかしブルーハーバーに置いてある水槽のFFからは泡がまだ出ていた。
一時と比べると量は少なくなっている。
その水槽の中にも生き物が生きているのでまあいけるだろう。
(クマノミ、イソギンチャク、ヒトデ)
これならばもっと時間をかけて水槽に置いてあるライブロックを買った方が良いかもしれないが多分そちらの方が値段は高いだろう。
その他遠方の方でライブロックが必要な方ははCPFを利用されるといいと思います。
(珊瑚の通販もしてくれます。)
19:00にはFFから泡が出ていた。
夜8時にいつものようにテッポウエビに餌のアマエビを2切れやる。
23:00に見たがそんなに泡は出ていない。
これで後RO水で創った水酸化カルシュウム溶液を点滴すればベルリン方式の完成だ。
月曜日には消石灰も薬局に届くだろう。
ベルリン方式の水槽については初心者ですので何でも、メールを下さい。