2001年3月20日
丹田さんと一緒に磯採集に行ってきました。
その目的は水槽に中に生い茂ってきたハネモやツユノイトを食べてくれるウミウシを採集するためにいきました。
ハネモやツユノイトを食べるウミウシはアオモウミウシ科やゴクラクミドリガイ科のウミウシという事になっているようです。
これらのウミウシと草食性の貝を採集しようと思い串本に赴きました。
自宅を10時にでて一路串本方面に向かいます。
13時 私達の仲間では有名なIポイントに到着しました。
I海岸はそこそこ波があり海の中にはハナヤサイ珊瑚やクシハダミドリイシが沢山生息していた。
一方ここはごろた石の海岸で以前大きなシッタカがたくさんいた事を覚えていました。

早速丹田さんと一緒に海岸に下りていきました。
いるいるシッタが沢山います。
波打ち際のごろた石にうなるほどくっ付いています。
1つの岩に20−30匹は付着しています。
どの岩もみなつるつるの状態です。
岩には全く海藻が付着していません。
やはりシッタカは凄いものだ。
今まではこのような視点で岩を見た事が無かったがこのように波打ち際の岩に海藻やコケが付着していないのはシッタカのお陰であったのだと思うと嬉しくなってきた。
水槽のガラス面も綺麗に掃除してやー。うんうん!
早速シッタカを採集する。
今は時期的にであろうと思うが大きさがみな小さい。
直径が1センチほどである。
また自宅の水槽に入っている他のシッタカに比べて殻がやわらかいように思う。
指先で押しつまむと壊れそうに思えるほどである。
ここまで沢山いているともう採集する気にはならないくらいだ。
何か違う種類の貝や他の生き物はいないものか?

今度はカサガイを採集する事とする。
カサガイはお店では販売している事は無い。
シッタカはお店では1匹100円として良く販売されて入るがカサガイを販売しているのは見た事が無い。
関西の海辺で生息しているカサガイは色々有りどの種類のカサガイは何を食べているかは全く見当がつかない。
ただここではそんなにハネモやツユノイトが生息している事は無いのでそのような海藻を食べるかどうかは疑問ではあるが一応採集する事にする。
うーん、うーん。
やはり大きなものは採集する事は難しいようだ。
カサガイの長径が2センチくらいまでならば何とか岩からはがす事ができるがそれ以上大きくなると岩からはがす事ができない。
4センチほどの大きなカサガイになるともう絶対岩からはがす事はできない。
仕方が無いので2センチ以下のカサガイを採集する事にするがこの行為に対する時間の経過はものすごいものがある。
シッタカに比べてカサガイの仲間はこの海岸にはあまりみあたらない。
数が少なくおまけに岩の裏側にへばりついている事が大半で有るからだ。
カサガイ採集に相当の時間を費やす。数10匹は採集したと思う。
そのときは何種類のカサガイを採集したかはわからない。
同じようにシッタカの入れ物に入れる。
あちこちを動き回るがお目当てのウミウシは見つける事ができない。
丹田さんもナマコを見つける事ができない。
ここはもうこれで良いだろう。
その他ここではアマオブネガイ科の貝や不明の貝が極少数が見られた。
場所を変ることにする。
約20分ほど串本の方面に南下する。
今度の場所でウミウシを採集しなければ!!
Tボイントに到着する。
今日は3月だというのに気温が暖かい(^o^)丿
気温が20度ほど有るようだ。
丹田さんはカッターシャツ1枚で車から出てきた。
寒いデー、絶対にさむいでー。
気にもとめづ岩場を歩く。
まずは最先端まで歩いていく事とする。
途中2組の磯採集のグループにあう。
1組は親子ずれで一生懸命にヤドカリを採集しているようだ。
もう一組は3にんである。
なんと2人はヤドカリや小魚を採集しているがもう一人はこの寒いのにウエットスーツでシュノウケリングしている。
これにはまいった。
私も一応ドライスーツはもってきてはいるが潜る気にはならない。
やはりだいぶさむい。
しかし海の中に手をつけてみると以外にも海の中の水温はあるようだ。
暖かいのである。
うーんこれならば潜れるかも?
先端に付近に到着して潮溜まりを見る。
うーんやはりウミウシはいないようだ。
ここはそんなに沢山の海藻が無いようだ。
岩場を見るとここにはアマオブネガイ科の貝がうじゃうじゃいる。
ここにはシッタカは全くと言って良いほどいない。
他にはチョウセンサザエらしきものがたくさんいる。
またカサガイも相当いるようだ。
ヒザラガイもいる。
ここにいるヒザラガイは前回にいたヒザラガイとは種類が違うようだ。
ウミウシはいないので貝を採集する事とする。
ここでは一番沢山いたアマオブネガイ科の貝を採取する。
まあ50匹も取れば良いだろう。
そしてカサガイ科の貝も採集する。
そうこうしていると丹田さんが上田サーんと向こうの方で叫んでいる。
なんやー。なんやー。
何かを発見したのだろう。
丹田さんが採集しているところに近づいていく。
丹田さんもこちらに近づいてきた。
みてー。
おおおお。
これはムニュムニュだ。
なんだか解からないがウミウシのようにもみえるかもしんない。
どこにいたん!
あそこ。
急いでムニュムニュを採集したところにむかう。
ここは一面海藻だらけだ。
ふち一体が緑色をしている。
海面からそうみえる。
よーく眺めてみるといるいるいるいる。
ムニュムニュが。
なんとかうごいている様子がみえる。
早速持っていた網ですくう。
いたいた。
体長が7センチほどである。
よーく見てみるとあちこちにいる。
おおお。
5匹ほどすくう。
こいつらは海藻をたべているのだなー。
家の水槽に繁殖しているハネモやツユノイトを食べてくれないだろうかなー。
すくった時は1匹3000円はするなーと思って興奮していました。
うーんこれでガソリン代は出た出た。
上機嫌!!
これらをすくい終え他の生き物の採集に向かう。
先端の波が頻繁にかかるところに汚いように海藻が生えているところにカサガイ科の貝がへばりつくように海藻を食べている。
うーんこれならば水槽の海藻も食べてくれるかもしれない。
うーん
やはり大きいものはなかなかとれない。
仕方が無いので小さ目のものを数枚めくる。
サブーン、あでまー。
めくりに気をやっていると波をかぶってしまう。
びしょびしょだ。
気を取り直して再度挑戦する。
ここへ来て気が付いたのであるがここのカサガイには周辺に触手のようなものが10本ほど出ているようにおもえる。
先ほどのところで採集したものにはでていないなー。
変てこなものだ。
多分これが種類を分ける時に役立つのなろう??
先端での採集は終わりすこし内側に戻る。
ここら辺では海藻が沢山打ち上げられている。
また潮溜まりにはシオグサの仲間が繁殖しているようだ。
この辺にはあ何かいるかもしれないと思い丹念に詮索するが何も見つける事はできなかった。
これでここでの採集はおわる。
丹田さんと採集の話をし成果を見せ合う。
本命ポイントで採集が終わり今度は新しい場所を開拓しようと別の場所に移る。
車にのり約5分、それほど遠くないところ出るがNポイントに到着!
新しい場所なので下を見ながら前に進む。
あったあった。
ツユノイトの大群の潮溜まりだ。
ここには絶対ウミウシがいるだろう。
期待に胸を膨らませてツユノイトの大群の中に網をつけすくう。
じゅっくりみてみるが網の中には何も入っていない。
おかしいなー。なんでやろー。
再度場所を換えてツユノイトをすくってみる。
しかし網の中にはツユノイトだけしか入ってこない。
このツユノイトの潮溜まりにはウミウシはいないようだ。
仕方が無い。
あきらめて前のほうに進んでいく。
橋を渡り進んでいく。
おおっお。
前方に緑色した潮溜まりが見えてきた。
ニヤリ!あそこには何かがいるに違いないと言い聞かせて進んでいく。
今まではこのようなところは見向きもしなかったのにえらい変わるもんだ。
緑色した潮溜まりに到着して下をみるとそこは予想道理海藻が繁茂した潮溜まりである。
おまけに見てすぐにわかるくらい何か生き物がいる。
ここにも先度々と同じようなムニュムニュがいる。
大きなものはおいといて小さなものだけ2匹すくう事にする。
ふと気が付くと違うものもいる。
すくってみて気が付いたがこれには殻がある。
一体なんだろう。
まあいいや。ここでは深く考えない。
周辺をみるとここにもアマオブネガイ科の貝がいるが数は少ない。
良く見てみるとこの貝は緑色の海藻を食べているようだ。この貝がいる周辺だけ海藻が生えていない。
やはりこの貝は食べるのだ。
先ほど採集したものと同じ貝の種類だと思う。
あちこちを見回すがここにはこれくらいのような。。。気がする。
もう帰りの時間になってきた。
後ろ髪がひかれる思い出ここの磯をでる。
まあ今回は色々な生き物を採集する事ができた。
心残りは黒ナマコを採集できなかった事だ。
今日は大潮ではなかったのであまり深いところに行く事ができなかった。
今度来る時はやはり大潮の時に来なければならない。
そしてドライスーツで潜らねばならないだろう。
水は暖かいからなー。

自宅に帰り早速貝やムニュムニュを水槽に入れようと蓋をあける。
なんと驚いた事にムニュムニュの頭ない固体を2個も有る。
何でやねん!
食べられたのかなー。
まさか貝が食べるはずが無いが。
しかたがない。生きているものだけ水槽にいれよう。
一通り採集してきたものを水槽にいれるがもうこんなけいれればじゅうぶんだろう。
後は寄付しよう。


日時はかわり採集してきた生き物の名前が知りたく日本近海産貝類図鑑で調べる。
まず貝である。
貝については全く解からないので当てずッポです。
間違っている時は指摘してください。

シッタカト思っている貝は多分クマノコガイであろう。
一応ニシキウズガイ科である。
大きさや肌の色や貝の色合いからそう思う。
この種はIポイントで採取
付近には海藻類は全く見受けられない。
つるつるした石や波打ち際で採集
アクリル面のコケは頻繁に清掃するようだ。
アマブネガイ
この種はTポイントで採取
いたるところに生息している。
後ろがえぐれているが生体には関係ない。
後でわかったことだが彼らは水温が27度もあるとなかなか活動しないようだ。
水温を25度以下に設定すると活動しだした。
コウダカアカガイではないかと思います。
この種はIポイントで
つるつるした石の上や下で採集

なぜか一番死亡率が高かった。
水温左に同じ。
不明のカサガイ
この種はIポイントで採集
水温左に同じ。
ベッコウガサではないかと思います。
この種はTポイントの海藻が繁茂しているところで採集
水温左に同じ。
水槽のハネモも食べるように思える。
マットコケはなかなか食べない。
側面のコケは食べない。
こいつが厄介!
固体が大きいものは採集は不可能
この種はIポイントで
つるつるした石の上や下で採集
マツバガイかなー。


その他数種類のヒザラガイを採集。

コウダカアカガイと思われる貝が翌日にタマゴを生みました。
貝の卵はこのようになっています。
ドーナツ状になっていますがこれをうんだ固体の大きさはこのタマゴの円周よりも少し大きな固体です。
これは貝に大きくしなければ。
ps発表の段階ではなくなりました。うううう。う。
このアマオブネガイはいつも同じところにいるようです。
彼らは昼間にも活動している固体もあるようですが主に晩に活動するようです。
晩になればあちこち餌を求めて徘徊しています。
ツユノイトやブライオプシスのような細い糸状の海藻を食べる固体も有りますが全員が食べるというわけではないようです。
食べる個体はものすごく食べます。
この固体だけでは水槽の中のツユノイトやブライオプシスを食べ尽くすことはほとんど無理でしょう。


今度はムニュムニュです。
解かりました。
なんとアメフラシでした。
アメフラシは図鑑をみるとやはり草食性と記載されています。
採集場所でも緑色の海藻が繁茂したところで採集しました。

クロヘリアメフラシ
ポイントNで採集
水槽に搬入行方不明
カニに食べられたのか?
ミドリアメフラシ
ポイントNとTで採取
これは水槽の縁についている汚いように見えるコケを食べているように見えます。
しかし大方はすぐに死にました。
1週間後には5匹ほどいますが。
今は、、、、
やはり専用水槽で飼育しなければならないようです。
それ以後色々な方に聞きました。
やはりブライオプシスは食べないようです。

ちなみにアメフラシも卵とおもわれしきものを生みましたが孵りませんでした。
これはこれで専用的に飼育しなければならないようです。

4/1日の時点ではこれらの貝やアメフラシのために海藻がなくなったということは無い。
あちこちに海藻が見受けられる。
しかしこれらの貝が食べたと思われる部分は見受けられる。
まあ食べるよりも早く海藻が生長するという事だ。

これではブライオプシスやツユノイトを取り除く事ができないので何か良い手段はないかと思い色々な熱帯魚やさんに聞いてみました。
ファーストフィッシュに聞くと答えは鰡が一番良いという答えが帰ってきました。
90センチくらいの水槽に馬鹿ほどいれるとすぐになくなるとのこと。
昔は鰡の子供も販売していたが今は販売していないとのこと。

そこで私は鰡を採集しに自宅から一番近い港にいきました。
良く途中魚つりやさんで網を購入し、(2段に伸びるタイプ)バケツを持って出島漁港に行きました。
出島漁港までは来るまで5分。
本当に歩いてもいけるところです。
しかし堺にある海なのでものすごく汚いです。
こんな汚いところにいる魚は鰡くらいしかいないだろう。
海面を見ると一面に小さな魚がうじゅうじゃといるではないか?
ものすごい数だ。
さっそく小魚をすくいました。
すくった小魚は100匹ほどです。
もうこれで良いだろう。
いっぱいだ。
小魚の大きさは体長2センチほどです。
水槽にいれるにはちょうどいい大きさだ。
早速自宅に帰り魚を旧ベルリン水槽にいれました。
わくわく。わくわく。
海藻を食べるかなー。
うーんあまりというか、海藻は食べないようだ。
まあ水槽に入れた一気なので落ち着いてから食べるかもしれない。
少し様子を見よう。
次の日。
うーんやはりたべないなー。
魚のおなかがへっこんでいる。何もてべていない証拠だ。

この魚は海藻は食べないようだ。
しかしこの魚は鰡なのか?
鰡ではないのかもしれない。
鰡でないのならば一体なんだろう。
鯵か鯖の子供なのかもしれない。
海藻食べないなー。
日数が経つと魚の数はどんどん減っている。
この魚は海藻を食べないようだ。
うーん失敗だ。
改めて鰡をすくいに行かねばならない。
来週は南港に鰡すくいだ。
まさか小さい時には海藻を食べないというわけではないよなー。。。
ブツブツ、、、、、、、、


次のこの前の珊瑚の病気の続きです。
前回RTNやその他不明の病気にかかり珊瑚が多量に死んでしまいました。
前回好評?いや公表したものとして表面が白く渇虫藻が抜けて脱色したようになるタイプのものです。

このように表面が白く脱色したようになり死んでしまいます。
これは前回のとおなじようなヤッコアミメ珊瑚の表面にでてきたカビのようなものではありません。
珊瑚の共肉の部分が白く脱色したようになっているのです。
全くの不明ですね。
個人的には何かのバクテリアの影響と思います。
なぜかって?
ただなんとなくそんな気がするだけです。



次にそこでその量を公表します。


総量は数キロあるとおもいます。これは本当です。

KNOPの8キロ入りのカルシュウムメデアで比べてみもらえれば解かると思います。
これ以外にも初期にそこそこの有りましたがそのときは気に求めませんでしたのでほってしまいました。
気が付いた時からはためておいた珊瑚はこんなけあります。

おかげで水槽はすこし空きました。

4/10現在やっと病気は落ち着いてきました。
前回以後RTNやその他の病気関連でしたことは殺菌灯を設置した事。
メタハラの球を3個とも交換しました。
その他メタハラのガラスを全部交換しました。
このため水槽水面にふりおろしている光量は3割以上増えました。
またもう一度サンプ水槽に沈殿しているデトリタスを取り除きました。
当然スキマーは清掃しています。
これ以外に主ポンプ停止している時にはスキマーも停止するようにしました。
私の水槽は1日に2時間主ポンプが止まります。
その時にスキマーが運転しているとなぜかスキマーから多量の泡が盛り上がってくるのです。
この行為はRTNとは何も関係ないかも知れませんが一応記載しておきます。