今回は特にどこかに行ったわけではありませんがその後の状況を発表します。
水換え
そして大変なことが起こりました。
病気です。
その他あり。

2001年1月
今年に入り水換えを実行する。
ブルーハーバーの和田さんに頼み串本の自然海水を持ってきてもらう。
2トン車に満載の海水だ。
今回は約500Lの海水を購入する。
残りの海水は丹田さんや前田先生や安田さんの所に行くのだろう。
そのときの写真です。
自宅に中に運んでもらう。
このままでは水温が低いので直に水槽に投与する事はできない。
そこで数時間かけて水温を暖める事とする。
それには1kwのチタンヒーターと1.5kwのチタンヒーターで暖めることするのであるがここでは1.5kwのチタンヒーターでは電力がオーバーしてしまうのでこれを使用する事はできない。
仕方が無いので1kwのチタンヒーターを使う事とする。
これでは水温を25度までに暖めるまでには相当な時間がかかるようだ。
その間に食事に行く事とする。
食事の後自宅に帰り水温を見てみる。
20度ほどあるようだ。
もう待っていることはできない。
早速みずかえにかかる。
私の水槽は2階設置されている。
その関係上500Lもの海水をポリバケツで持ち上がる事は不可能だ。
そこでいままでもそうであったように1階からRMD1000を使いポンプアップする事とする。
まずは水槽の海水を抜く事とする。
海水を抜く前にメタハラをすべて消灯する。



2001年1月


1999年10月です。
上と比較してください。

海水を抜いているところです。

干上がってしまった珊瑚たち。

これ以後まだまだ海水は抜きました。


和田さんが入ってきてヒレナシシャコを手にとる。
以前の大きさと比べてみてください。
1999年の中央のシャコ貝です。
ずいぶん大きくなりました。
このシャコカイは水族館に旅立っていきました。

自分ではあまり認識していなかったのですが相当大きくなっているようです。
みずがえは終了!


そしてその後大変なことが起こりました。
珊瑚が病気にかかりました。

ここ最近忙しくスキマーの設定やリアクターの調整がおろそかになり大変なこととなりました。

これは90センチの旧ベルリン水槽です。
この水槽はスキマーの調子が可笑しくぜんぜん泡が立たない状態になっていました。
しかしここ最近忙しく気にもとめませんでした。
段々と水槽の中にはシアノバクテリアが繁殖していき、真っ赤なシアノバクテリアが繁殖し、水槽のアクリル面にも粘々した透明のシアノバクテリアが繁殖するようになってきました。
(これが私には何か原因しているのだと思いますが、科学的な事はわかりません。)
おまけに以前から少しだけ繁殖していたブライオプシスまでが大繁殖するにいたりました。

ものこうなると水槽の中はごちゃごちゃです。
当然水槽の中の珊瑚にも異変が起こってきました。
そうです。
病気が発生したのです。
病気に犯されたエンタクミドリイシ

病名は何かわかりません。

RTNではないようです。
ブラウンジェリーでもないようです。
写真を見てもらえれば解かるとおもいますが、組織が腐てきているように見えます。
腐食している相当近くでも触手を開いています。
組織がフイルム状に剥がれるようになり場合によっては白く脱色したような組織になります。
組織と骨格の間に気泡が発生いや蓄積している事が多くあります。
臭うと当然といえますがミドリイシ独特の匂いがします。
直径20センチほどのエンタクミドリイシがこの病気にかかりそれに付着していたもう1個のグラウカミドリイシも感染しました。
1個目のミドリイシは約4日間で全滅しました。
次のミドリイシも約3日間で80パーセントの組織が剥離しました。
侵攻速度は相当早いようです。

この水槽には他にもミドリイシやショウガ珊瑚やハナガサ珊瑚等々がいましたが接触しているもの以外には繁殖しませんでした。
他の珊瑚は全く無傷でした。
よって接触感染だと思います。

くよくよしても仕方がありません。
これらのミドリイシを取り出しました。
まだ生きているところも相当ありましたがこの際、感染している固体はすべて水槽よりほりだしました。
次に旧ベルリン水槽はベルリンXLで運転していましたが、最近スキマーがなぜかうまく泡が立たなくなっていました。
スキマーを分解しても殆ど泡が立ち上がってきません。
以前ならば
ズズズ−ズ。ズズズ−ズ。ズズズ−ズ。
というような音を不定期的に立てていたものです。
そして綺麗に浄化された海水がスキマーから放出される時には強弱の波がありましたがそれが両方とも最近は全くありません。
そして今回はこれを改善すべきこのスキマーをベルリンターボXLに変更する事としました。
ベンチュリー方式からインペラ方式に変更する事としました。
マリンアクアリストの18のRED SEAの広告のにも出ていましたがターボバージョンアップキットをブルーハーバーで購入しました。

購入して早速取り付けてみました。
約5分ほどで組み立て完了!
様子を」見てみる。
うーん泡立ちが少し悪い。
前の泡立ちと殆ど変わらない。
上まで泡が立ってこない。
調整が少しいるようです。モーターを分解して点検する。
内部の部品がすこしいがんでいるようでした。言い換えればうまくはまっていないようだ。
組み立て完了!
もう一度動かしてみると今度はいい状態で動いているようだ。
今までとは違うような泡立ちが。

ズーズーズーズーズー。
いい音がする。
空気の流入量を調整する事で任意に強弱を調整できる。
最初は強弱の調整ができていたが段々と一番強くしてもなかなか泡が立たないようになってくるのである。
今回、インペラ式に変更したので強弱が調整できるまで回復したのである。
数年間ベルリンスキマーを使用していて能力が低下した方にはこのターボバージョンアップキットは良いとおもいます。

この話はここでおいといて次の話に移します。
次はシアノバクテリア退治です。
この水槽相当のシアノバクテリアが繁殖しました。
その対策として
サンプの清掃、ライブロックの洗い流し、少量の水換え。
色々な事を試しましたがなかなか取り去る事はできませんでした。
やはり200パーセントの水換えをしなければなら無いようです。
しかし今回のミドリイシの病気の発生をひとつある事を試してみる事としました。
それはシアノバクテリアを駆除する薬です。

あまりこの薬を試す事には抵抗があったのですが、何事も経験と思い実験のつもりで試してみました。
まず結果から報告します。
シアノバクテリアは完全に消滅しました。
水槽の中からシアノバクテリアは肉眼では確認できなくなりました。
その日数は4日間かかりました。
その模様を発表しますと。
この薬はパウダー状のもんです。
使用の仕方は海水にこの薬を溶いてそれを本水槽に添加します。
何も読まないで私はサンプ水槽のこの粉をスプーン2杯ふりかけました。
おおおおっお。
スキマーから泡がドバドバと流れるように吹き出してくるではありませんか?
規定の分量にはまだたりません。
残りはためらいつつも本水槽にいれました。
まえにもまして泡がでてくるようになりました。
このままでは床が水浸しになってしまうじゃないかー。
早速モーターの空気流入量をしぼりました。
スパイクインペラに流入する空気の量を相当絞りました。
これでいいようです。
しかし今までとは違う泡の質です。
めちゃくちゃ小さな小さな気泡がサンプ水槽に充満しています。
これはえらいこっちゃ。
サンプの底面が見えないくらい気泡で充満しています。
もうこうなってはどうもできません。
なかばあきらめ気味になりその場を離れる。
4−5時間後現場に戻るとお決まりの状態になっている。
うまく調整したつもりだったが床一面汚水で溢れているではないか。
あでまー。
やっぱりやっぱり。
どっとしゃーない。
フキフキ。
ゴシゴシ。
ハーピッカピカ。
日時は変わり次の日。
水槽の中の様子が可笑しいのです。
水槽の中が白濁しているではないか。
サンプ水槽も白濁しているし本水槽も白濁しているではないか。
この白濁の様子はちょうどハッタイコを水の中にまぜたような感じの濁り方だ。
この時点ではまだシアノバクテリアはまだ水槽の中にいるようだ。
すこし赤いところがある。
スキマーに出る泡の量は大分少なくなってきている。
再度泡の量を調整する。

次の日
水槽の中の濁り具合は急激に少なくなっている。
おまけに水槽の中にしろい半透明の付着物ができているように見えるのである。
ライブロックや珊瑚の上にこの異物が覆い被さっている。ピンセットでつまむとなんとか少しづつならば剥がれるようだ。
この付着物はシアノバクテリアのなれのはてかもしれない。

たぶんそうだろう。そうに違いない。
またまた翌日
水槽の中は綺麗に澄み渡っている。
透明感にみちている。
その反動かもしれないがブライオプシスが異常に緑色に見えるのである。
葉っぱの先端の枝分かれしたところが肉眼で綺麗に確認できる。

なんてクリアー??

シアノバクテリアがなくなったせいかどうかは解からないがブライオプシスの成長具合が良いように思う。
何とかしなければ。
この話は次回に続きます。


今度は新ベルリン水槽の話です。
これも大変なことになりました。

前回水換えしてから水槽をあまり見ていませんでした。
しかし様子が可笑しいのです。
水槽の水量がなんか足らないようにおもいます。
いや間違えた水流が足らないのです。
循環量が少なくなったように思われるのです。
スキマーも泡のたつ量が少ないように思います。
水流が少ないので水面が鏡のようになっているではありませんか?
可笑しい、一体どうなっているのだろうか?
仕方が無いので底面の水流用のポンプを分解点検することとする。
ポンプを握ってわかることがあります。
運転しているポンプは熱いのですがいくつかのポンプは全く熱くないのです。
という事はポンプが運転していないということです。
これは可笑しい!!なぜ動いていないのか??
8個の水流用のポンプを1こづつばらして点検する。
やはり予想したとうりでした。

ポンプをばらして解かりました。
RMD200のなかには朝鮮サザエが入り込んで死んでいるではないか?
やはり止まっているポンプには2−3個の巻貝が入り込んでいるのだ。
1個だけ入り込んでいるポンプは止まっていないようだ。
すべてのポンプを分解して異物を取り出す。
点検の後もう一度ポンプを全快に運転する。
うーん、しかし、やはり、絶対に、流量が足らないように思われる。
何処がいけないのだろうか?
仕方が無いので補助的に首振りパワーヘッドを装着する。

しかし水流が少ないようにおもわれる。
また別の日にはサンプ小屋に設置している循環用のRMD1000のポンプを分解して点検する。
うーんポンプの中には何も詰っているものはないようだ。
サンプを清掃したり逆流弁をぶんかいしてこの付近も清掃する。
一応清掃できるところはすべて清掃する。
KNOPのHDSも分解して点検清掃をおこなう。
内部はどろどろだ。
補充のメディアを追加する。そこそこ解けているようだ。
うーんできるところはすべて点検した。

3月になり大変なことになりました。
水面に粘液が漂いはじめているのです。その粘液の量がなぜか多くなるのです。
中には粘液が茶色い色をしているものもあるようになりました。
今まではこのようなことがありませんでした。水流が無くなったせいなのだろうか?
可笑しいなーと思いながらも気に求めませんでした。
今にして思えばこれが次に起こる異変の前触れだったのです。
この日はスキマーから泡が立っていないのです。あれ可笑しいな??
おまけに水槽がすこし濁っているのです。
これは可笑しい。
よーく見ると新ベルリン水槽に病気が発生しました。
アジャーコングです。
ブラウンジェリーとおもわれしきものとRTNと思われるものの併合です。
それが1箇所で発生したのではないのです。
数箇所で一辺に同時発生したのです。これは大変だ。
カナズチとノミでコンコンパチパチとミドリイシを割り患部から相当上の部分をわり水槽から削除しました。
ブラウンジェリーにかかっているとおもわれしきミドリイシはカナズチでわり全体を水槽から取り出しました。
できる事はしました。
和田さんに電話をして海水を持ってきてもらうことにする。
今は予備の人工海水がありません。
今はという表現は適切ではありませんでした。
いつも予備の人工海水はもっていません。
まして多量のROすいもありません。
電話をかけて番には人工海水を500Lほど持ってきてもらうこととする。
夜中の雨の日に人工海水を持ってきてもらう。
この日は大変でした。
新ベルリン水槽の海水を抜き、そしてすかさず人工海水をいれる。
海水を注入しおえるともう24時を回っているようだった。
ああしんど。
次の日は何とか落ち着いているように思えた。
ただ忙しく何もできなかったが。
次次の日に水槽を見ていると様子が変です。
水面にこの前と同じ様に粘液が浮いています。
今度もまたブラウンジェリーぽいです。
同時にRTNも違う場所で再発している。
再発というよりも私の水槽のミドリイシはミドリイシとミドリイシが大きく成長して網の目のように接着してしまっているので接着しているところを通じて感染していたみたいだ。
その感染部分がミドリイシの土台付近で感染しているのだ。
ああもうどうにもならないようだ。
相当のものを取り出さねばならないようだ。
頭が痛い。
かなずちバンバン悲惨な気持ち。ああまたこちらも病気が発生している。
正確なことは解からないが取り出したミドリイシの骨格重量は1キロを軽く超えているだろう。

このままではらちがあかない。スキマーを完全に動かすようにパワーアップしなければならない。
今はRMDの1000をサンプ小屋から送っているがこれではどうにもならない。
いったんは小さなポンプで仮送りをしETSの直下でRMDの1000で再び送る2段構え方式に変更する。
設置してみるとこれは完璧!
シュシュシュと音がし以前と同じ様なむくむくした泡が起ってきます。
これならば申し分ない。
その後リアクターからの排水が段々と出なくなってきました。
リアクターとクーラー用のポンプを分解して点検する。
分解して中を見るとやはり予想道理ポンプの中には小さな巻貝が侵入していた。
また大きな事にきがつきました。
それはRMDタイプのポンプは内部の円筒形のプロペラには小さな異物が詰るという事です。
これはよほど注意して見なければ確認できません。
いえ肉眼では確認できません。
見るというよりも各穴に空気を通して見なければ解からないのです。
もし異物が詰っていると空気が流れないのです。普段は空気の変わりに海水が通っているのです。
そして今回はカルシュウムリアクターようの小さな固形のメディアが各部に詰っていました。
これは前回リアクターの清掃の時に追加したメディアがサンプ水槽にこぼれて落ちたものが吸い込まれていたものです。
前回はリアクターのメデアがサンプ水槽に落ちても何も気を使う事はしませんでした。
落ちたところで害になるとわおもわなかったのです。
これはもう一度再度すべてのポンプを検査してみる必要があるようになりました。
皆さんもポンプの点検清掃には注意が必要です。
気をつけて行ってください。

ポンプの清掃をしましたがやはり水槽はいまいち調子がよくありません。
接続していたミドリイシのみがやはりRTNに順次かかります。
もうどうしようも無い感じです。
和田さんに相談の結果殺菌灯を設置することにしました。
殺菌灯は無償でレンタルしてくれました。
またRTN対策としては毎日添加するヨー素の添加量を2倍に増やす事としました。
また水流を増すために循環用のメインポンプRMD1000を殆ど1日中2機とも運転する事としました。
循環水量はそこそこのものになりました。
底面の噴出し口の清掃を行おうと思いましたがこれにはすこし問題があり清掃する事はできませんでした。
噴出し口を取り除こうとおもうと噴出し口に珊瑚砂が入り込んでしまいます。
この砂をガードするために特別の器具を作る必要になりました。
この文章を書いている時は適当な器具がみつかりましたので今週の日曜日には点検清掃したいと思います。
これで水槽のすべての保守点検は終わるだろう。
しかし水槽はゼッ不調!


このヤッコアミメ珊瑚が付着している土台にはミドリイシが大挙して生息していました。
そのミドリイシが全体的にRTNにかかったため土台のライブロックごと水槽から取り出しました。
冬場の寒い天気の中3時間ほど」外にだしました。
しかしこのヤッコアミメ珊瑚は死んでいないし病気にもかかっていないのでもう一度水槽に入れれば良いのではというかんじになり先端部分だけをおり水槽に再度配置しました。
相当本体の体力がなくなっていたのでしょう。
やはり病気にかかりました。

新しい病気です。一種のカビではないかと思います。
今までにも有ったのかもしれません。しかし私は見るのが初めてです。
一応記載しておきます。

写真を見てもらうと解かるのですが珊瑚の表面にカビのような白いオブラート状のものが侵攻してきます。
これに覆い被さられると当然珊瑚はしんでしまいます。
水槽の中では水流が殆ど無いところに発生します。
においをかいでみると相当くさいです。
腐った匂いがします。
手にとっただけでそのくさいにおいが手に移ります。
水槽から取り出そうとして動かすとフイルムが剥がれるように割れてなくなります。
通常ならばかからない病気だと思います。



次に良い事も書いておこう
それは珍しいミドリイシを手に入れました。
いいえ和田さんからただでもらいました。
ヤセミドリイシだとおもいます。


頂いた時は死にかけのただの破片で色は褐色でしたがベルリン水槽で見事全快しました。
全快までには約2週間かかりました。
本当に全身がうすいピンク色で図鑑に記載しているような配色です。
これ以外にももう1点ありますがこれは全体がピンク色にはなりません。
何か理由があるのかもしれません。
ポリプ、、触手の様子がすこし違うかもしれませんがしかしヤセミドリイシということにしておきましょう。

ひょっとするとこれにはナトリウム灯が合っているのかもしれません。
しかしこれはあくまでも推測です。




その2へ続く