2月12日月曜日
今回は名古屋を訪問する事になりました。
名古屋は最近特異なベルリン方式が蔓延しているそうです。
それを確認すべく名古屋に丹田さんと一緒に訪問する事になりました。
名古屋ではなんといってもアクアサンマリンが一番です。

アクアサンマリンの神谷さんに名古屋を訪問すると言うと快く引き受けてくれました。

8時45分
丹田さんが自宅にくる。
丹田さんは最近自宅の私の水槽を見ていないのでこれはいいきかいなので今から自宅の水槽を見せてくださいという事になる。
自宅に上がり丹田さんに水槽を見てもらう。

あでーえらいせいちょうやー。
どうにもなれへん。
てなことを言いながら早速車に乗り名古屋に向かう。
12時アクアサンマリに到着する。
大阪からは3時間というところでしょう。

到着してすぐに店内を見渡す。
珊瑚の様子をチェックする。続いて写真撮影をする。
特に変わったものとしては

お店ではマルハナガタサンゴ
しかし多分イボハナガタ珊瑚だろう。
クサビライシ
本体からいくつもに分かれています。
TRAに出ていたような。
Montipora capitata
これはめづらしい
バリ島さんです。
センビンブラシ状のミドリイシ コモン珊瑚



品物としては大阪にあるものと殆ど同じだ。
いや違う。
カリブ海産のヤギがある。数種類ある。
しかし長い間水槽の中に放置されていたのでポリプの開き具合が悪い。
他にもBriareum asbestinumがある。
これは私が欲しいとおもっいていた珊瑚だ。
早速キープする。
その他のお店にあった珊瑚たちです。
珊瑚の視察を終えると今度は器具のレポートに移ります。
まずはサージバスケットモドキの水槽です。

上部の角型水槽には徐々にモーターによって海水が貯まっていきます。

水槽の上部に角型水槽に海水が充満すると不定期的に本水槽に急激な水流を流すということです。
これにはサイホンの原理が応用されています。

今のところこの装置は作動していませんした。
その理由はアワがものすごく経つという理由だそうです。

次には店内の様子です。
ひととおり写真は写しましたがここでは前回と変更した点を何枚かをアップします。


魚水槽です。
小さくくぎられた水槽にはいろいろな魚がいました。

前回訪れた時にはここにはヂュプラリュムがありました。
次は器具の紹介です。
私が欲しいと思っていたステンレス製のコケトリです。
なんと山ほどあります。
長い棒にもこれは取り付けられます。
本体のみと小さな握り手がついたものとがあります。

今まではプラスティック製なのでガラス面をいくらこすっても取れることはありません。
今回購入して自宅の水槽で試しましたが本当に綺麗にガラス面に取り付いたコケや石灰藻は綺麗に剥がれます。
これは皆さんも購入してください。
必ず購入してください。
アキリンが太鼓判を押します。
綺麗に剥がれますよ。

自作のカルシュウムリアクターです。ただ今実験中!

これはでかい。
本当にでかい。
KNOPのHDSの2倍はあるとおもいます。
50キロ弱のメディアが入るかなー。
今までに数個製作したらしいですが今は1個しかないそうです。
そして今は実験の最中のようです。
今度は待望の5m水槽です。


大きく成長しているミドリイシもありました。

前回と比べてもらえればいいと思います。
前回はKNOPさんがきた時の5m水槽です。
今の5m水槽ワイルドラグーンの詳細です。

照明400W×10台+自然光7時間ずつのタイマ−設定で正面左から作動します。
6500kが7基と10000kのメタハラが3基のミックスです。
太陽に合わせて東から西へ移動します。
 6時00分〜13時00分 
6時30分〜13時30分 
7時00分〜14時00分 
7時30分〜14時30分 
8時00分〜15時00分 
8時30分〜15時30分 
9時00分〜16時00分 
9時30分〜16時30分
10時00分〜17時00分
10時30分〜17時30分

次は水流です。
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取材の最中にハギやんが来る。
写真を写すだぴょーん
親父ギャグ。
なんか忙しいらしい。
祭日なのに。

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メイン水流 
MDH400×1(毎分280L)      
MD100×3(毎分135L×3)      
RMD200×1(毎分31L)総メイン水流MAXで716L/minです高低差やロスがありますので正式は不明です。
ランダム水流 MDH400×2で30分毎に切り替わり右回り左回りと切り替わります。(285L/min)の交互です。

Skimmer用にMD100×2台(ETSS Gemini1400×2)

水温は、明け方最低温度22.5度 昼間25度

ヒ−タ−はチタンの1KWです。

添加剤は ケントコ−ラルバイテ 毎日キャップ6杯エッセンシャルエレメント 毎日キャップ5杯ストロンチウム 毎日キャップ5杯アイロン&マンガン 毎日キャップ2杯テックI 毎日キャップ6杯水酸化カルシウム飽和水毎日10L RO/DI水毎日10L(塩分濃度に合わせて前後します)あとは、人工海水(インスタントオ−シャン)比重1.020を毎日50L自動補充してます。
24時間ドウジングポンプでゆっくり入れてます。

pH8.7〜8.75前後昼間pH8.4〜8.45前後夜間
これは少し高いようです。
Ca濃度350ppm前後 KHは6〜7です。
PO4は0.1ppm未満です。
NO3は殆どありません。
自作Caリアクタ−が完成したら設置する予定です。
その他HD-Sを追加予定
底面の砂がなくなるのがある意味では悩みにはいるのかなー。
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5m水槽の中の珊瑚です。

ハナヤサイ珊瑚です。大きく成長していました。

シャホウアワ珊瑚
大きくポリプを伸ばしていました。

その他ありましたがここでは控えます。

次にアクアサンマリンさんのことをお聞きしました。
ASMの電気代は、夏が50万円前後 冬が35万円前後です。
照明は、400Wが14灯 150Wが11灯です。その他蛍光灯多数!
やはりお店は電気代が命。
ベルリンは光量がいるからなー。

今ASMさんはDSB(DeepSandBed)を推進しているそうです。
水槽の底面に深く砂をひくそうです。
これはアメリカのあるサイトから研究しているそうです。
DSBの水槽もありました。
これまでにもハギやんが来てくれていましたがなにぶん時間の都合がつかないということで先に変えられました。

ここでサンマリンサンの取材はおわり神谷さんと丹田さんと一緒に今度はお店のお客さんの水槽を見にまわる事になりました。
最初はtoshiさんの水槽を見に行く事になりました。

アクアサンマリンからは20分程だったと思います。

トシさんの水槽は200×600×680Hクリスタルリ−フ(NNR)です。それにリフージアムがついています。
メタハラは250wと150w*2+蛍光灯です。
その他にはひまわりがついています。
下の写真の水槽の奥に2つ並んでいるものです。
あいにくお伺いした日には太陽が照っていないのでひまわりは稼動していませんでした。
やはり難点もあるようです。
しかし太陽が照っている時には透き通った光線を照らすそうです。
これらは水面からすこし近すぎるのかミドリイシのなかには白化しかけているものもありました。
もうすこし水面からメタハラの距離をとったほうがいいかもしれません。
またメタハラは水槽の上にポールのようなものを設置してそのポールに引っ掛けていました。
そのためメタハラの左右の移動は案外簡単に移動できるようです。写真が無いのがたまにきづ。
(ポジの写真では写したのですがまだできていないのでアップできません。)

太陽光線は右と後ろから入ってきます。
魚に餌は1週間に2回くらい。

まずは珊瑚を紹介します。

お決まりのナガレハナや
タコアシ、タコアシのブランチ
フトトゲ珊瑚
これは綺麗だ。
トゲスギミドリイシ
青く変色していました。
スブラタ チジミウスコモン珊瑚


次は器具の紹介です。


水槽の下部は機械だらけ。
phモニターやORP計、ウェーブマスター、6連ドウジングポンプ、AC1アルファー、すべての機械が揃っています。


水槽に付着している首振りパワーヘッドです。
噴出し口を見よく見てください。
水流は上に向かって流れるようになっています。普通は下方に向かって水流を吐き出しているのが普通でしょう。
上を向けることにより水面の油膜をとる作用を促しています。
サージバスケットが無いのでその対策のようです。
全般的に水流が良く行き渡っているようです。

今度は外部のサンプ小屋に設置されている器具類の説明です。
これは大層お金がかかっているように見えました。
殆どすべての器具がついているようです。
説明いたしますと。

クーラーが配置されています。
サンプ内に暖かい空気がどよまないためにファンクーラーを設置しています。
4ステージのRO+DIです。
名古屋では4ステージが標準のようです。
おお、私と同じだ。
メーターは一番きついところに合わせているそうです。
タイマーで海水を入れ替えています。 1日に10Lほど海水を入れ替えています。
そのための貯蓄タンクです。
ETS800とカルシュウムリアクター
このタイプのリアクターはKNOPのリアクターに比べて緩やかなように思いました。




今の一番の悩みはブライオプシスの繁殖とヒラムシの増殖らしいです。
以前本水槽にヒラムシが繁殖した時はブルーラインスラッグで退治したのだが再度繁殖してきたという事だ。
やはりヒラムシは難儀な物だ。







名古屋訪問2001-2に続く。